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広島市役所で「やさしい日本語」研修を実施しました【2015/6/4up】

日本に住む外国人にとって、意外と行く機会が多いけど、
「気が重い」場所というのがあります。
代表的なのは「役所」と「病院」です。

役所では、書類の日本語が難しい、手続きがよくわからない
どの窓口に行ったらいいか分からない、職員に言葉が通じないと、
なかなか、日本語学習中の外国人にとってはハードルの高い場所です。

 

一方、役所の職員の方も、外国人市民相手となると慌ててしまい
十分な対応ができない場合や、
一生懸命、丁寧に説明しているつもりが、
丁寧すぎて、かえって外国人を混乱させてしまう、なんてこともあるようです。

 

そこで、外国人市民にも通じやすい「やさしい日本語」のコツを
実習をまじえてご紹介する講座を、広島市役所のお招きで行ってきました。
受講者は、広島市役所の市民課で窓口業務などを行う職員の皆さんです。

 

5月26日、28日の2日間、同じ講座を別の受講者に実施しました。
受講者は「やさしい日本語」のコツの講義を受けた後、ペアになり、
外国人役、市役所職員役に分かれて、実際に話してみます。

 

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イジワルな講師から「敬語は通じにくいですよ!」「『印鑑』って何ですか?」などなど
ツッコミも入れられつつ、一生懸命取り組んでくくださいました。

 

受講後の感想として、アンケートに
「今まで外国の方が窓口に来られると困ったが、落ち着いて対応してみようと思う」
「これから窓口や電話で積極的に使いたいです」などと書いていただき
今後の「やさしい日本語」の活用に、前向きになっていただけたことが感じられました。
受講者の皆さん、アンケートへのご協力ありがとうございました。

 

ひろしま国際センターでは、市役所等からご要望があれば
「やさしい日本語」講座への講師派遣を行います。
広島県内であれば、市町取組支援事業の補助が受けられます。
詳細はお問い合わせください。

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