広島市役所で「やさしい日本語」講座を実施しました【2016/6/6up】
ひろしま国際センターの事業の中には「市町取り組み支援事業」というのがあります。
ぐっと平たく言ってしまえば、外国籍住民にとっても住みやすい町にするための
お手伝いをしますよ!というものです。
今回は、広島市役所の市民課で働く職員のための研修におじゃましてきました。
6月1日、3日と同じ講座を2グループに実施しました。
旅行者ではなく、日本に住んでいる外国人は、
いくらかは日本語が話せる人のほうが多いです。
だけど、日本人が普通使う日本語だと、言葉が難しかったり
文が長くて途中でわからなくなってしまったり、
はたまた、敬語がわからなかったりして、通じなくなってしまうことがあります。
多くの日本人が、学校で英語は勉強したけど、ネイティブの英語は難しい!と感じるのと同じです。
そこで、外国人に理解しやすい「やさしい日本語」のコツをつかんで
外国籍住民が窓口に来ても、あわてないで応対できるようにしてみましょう、という研修でした。
まずは、外国籍住民の気持もちょっと体験。
そのあと「やさしい日本語」のコツを学んだあと、
ペアで外国人役と市職員役に分かれて、実際に話していただきました。
「実際にやってみると、むずかしい~!」という声も出ていましたが、
いえいえ、皆さんとても「やさしく」お話しなさっていましたよ!
役割練習が終わった後、どのペアも感想を言い合ったり、
こうしたほうがスムーズなんじゃないかと、検討したりなさっていたのが印象的でした。
最後に書いていただいたアンケートでも、
週に1回は外国籍住民の応対があるという職員の方もいらっしゃいました。
外国籍住民が来ても、構えずに応対していただけると、ありがたいです。
このたびはお招きいただき、ありがとうざいました!
ひろしま国際センターでは、市役所等からご要望があれば
「やさしい日本語」講座への講師派遣を行います。
広島県内であれば、市町取組支援事業の補助が受けられます。
詳細はお問い合わせください。