新着情報について

【無事帰国しました!】平成27年度在外広島県人会後継者育成支援事業及びグアナファト州青少年交流事業 【2015/8/20up】

広島県からの委託により,7月29日から8月7日までの10日間『平成27年度在外広島県人会後継者育成支援事業及びグアナファト州青少年交流事業』が行われました。
県人会からの参加者は,アメリカ(ハワイ)とブラジル・メキシコ・ペルー・アルゼンチン・パラグアイの青少年10名と引率者6名です。また,今年から,広島県が昨年11月に友好提携を結んだメキシコ合衆国グアナファト州から青少年3名と引率者1名が参加することとなり,合計で6か国20名の大所帯となりました。

 

 
この事業では,宮島の厳島神社や広島平和記念公園,マツダミュージアム等広島を象徴する場所や施設等を見学し,併せて県内の高校生やホストファミリー等との交流を通じて,広島に対する理解を深めることを目的としています。
DSC04296
県人会からの参加者の中には,ホームステイ中にホストファミリーの方と一緒に自身の祖先の出身地江田島へ訪問し,自らの生家を一緒に探しだした参加者もおり,ただ広島を見るだけではなく,ルーツとしての広島を再認識されていました。

 

 
また,グアナファト州の青少年は,マツダミュージアムで工場ラインやエンジンの展示を見た際に,「水素車の水素はどうやって補給するのか?」,「テストドライブはできないのか?」等のたくさんの質問をして,興味津々でした。
DSC_0862
8月6日には,平和記念式典へ出席し,全員で8時15分に黙とうをささげ,原子爆弾の投下により犠牲となった被爆者の方々へ哀悼の意をささげました。
その後,プログラム全体を振り返るワークショップを実施し,参加者から母国と広島の人へのメッセージを考えてもらいました。母国へのメッセージとしては,「文化交流を通じて,今後も異なる文化の人同士が良い関係を持っていくべきだ。」,「グアナファトでは,日本のことがまだまだマイナーなので,グアナファトのみならずメキシコ全体に広島の良さを伝えたい。」といった意見が出ました。また,広島へのメッセージとして「平和の尊さ・大切さを感じることができた。平和を求める気持ちは広島も自国も変わらない。」,「僕たちは今回広島を理解することができたけど,広島の人にももっと僕たちの国を知ってもらって,交流を進めてほしい。」といった意見も出ました。
P1040340
すべてのプログラムを終えた青少年たちは,この振返会で自信にあふれた笑顔で,このプログラムで得た貴重な経験を今後の生活に生かしていきたいと述べていました。これから彼らが,広島と彼らの国を結ぶ懸け橋として大いに活躍してくれることを期待したいと思います。

[8月7日旅立つメキシコ広島県人会とその別れを惜しむグアナファトの参加者(ひろしま国際プラザにて)]

カテゴリー:

ページの先頭へ