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保育用「コミュニケーション支援ボード」作成のための訳語集、できました! 【2015/4/27up】

国際化に伴い、日本の保育園に子供を預ける外国籍住民が増えています。
それにともない、日本語がまだあまり話せない外国籍保護者と保育士さんが
コミュニケーションをする機会が増えてきました。

 

忙しい保育園の先生と、日本語がまだ上手でない外国人のお母さん、お父さんが
短い時間でも、毎日コミュニケーションが取れるように
(公財)ひろしま国際センターでは、保育用の「コミュニケーション支援ボード」作成を提案しています。
これは、各場面で必要な表現をイラストとともに一覧表にしたもので、
指さしながら話すことで、何について話しているかを確認できるコミュニケーション・ツールです。
たとえばこんな感じ…
ボード例(英語)

 

これは、東広島市子育て・障害総合支援センター(基幹型子育て支援センター)で行った
保育のための「やさしい日本語」講座を基にしたプロジェクトです。
詳しくは、当日の講座をレポートしたスタッフブログをご覧ください。

この講座のワークショップでは、保育士さんたちが実際に話し合って
「コミュニケーション支援ボード」の案を作ってくださいました。
kaeri2

その中で出てきた表現を一覧表にし、ネイティブスピーカーに英語訳をつけてもらいました。
さらに、各国のみなさんが、ボランティアで訳語をつけてくださいました!
翻訳をしてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

 

講座に参加してくださった、保育士の皆さん、
今回初めてこのホームページを見てくださった皆さんも、
ぜひ、ご活用いただき、外国籍保護者とのコミュニケーションのきっかけづくりに
役立てていただければ幸いです。
ボード用表現と訳語リストや、ボードのつくり方はこちらのリンクからご覧ください。

 

Dropboxというファイル共有サービスを使っています。
フォルダ内のPDFやexcelファイルをダウンロードしてご利用ください。

 

♪♪♪♪♪ 保育のための「コミュニケーション支援ボード」のつくり方 ♪♪♪♪♪

 

1.状況に合わせて、自分の欲しい表現を使ってコミュニケーションボードを作ります。

 

現在は「朝の連絡」「帰りの連絡」「持ち物確認」用の単語がそろっています。
単語のみではなく、時間軸やカレンダー、体のイラストなどを使って
イメージが伝わりやすいボードを作ってみてください。

 

2.理解を助ける各国語訳、イラストを付けます

 

今は英語訳しかありませんが、今後各国語訳を増やしていく予定です。
今は英語、ハングル、フィリピノ語があります。
英語、韓国・朝鮮語、フィリピノ語、ヒンディ語(インドの言語の一つ)、中国語(簡体字・繫体字)
、ポルトガル語(ブラジル)があります。(2015年8月現在)

英語、韓国・朝鮮語、フィリピノ語、ヒンディ語、中国語(簡体字・繁体字)、ポルトガル語(ブラジル)、ベトナム語があります。(2018年4月現在)

 

また、英語訳があれば、どの国の人も辞書が引きやすいので
ボードを見せて、利用者の国の言葉の訳は、利用者に作ってもらうのもいいですね。

 

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

「うちの園でもボードを作ってみました」
「使ってみました」
「こんな単語も増やして!」
など、ご意見・感想をお待ちしています。
「お問い合わせ」欄から、メールをお送りください。

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